2024年4月 緊急告知
ひとり情シスを不安視する広告に注意!!

ネット上の企業広告には、ITベンダーのネット広告で「ひとり情シスの抱える課題と対策を背景を解説」「ひとり情シスが抱えるリスクとは?対策方法を紹介」「ひとり情シスとは?問題点や企業が抱えるリスクや解決方法をご紹介」などの広告記事が氾濫しています。多くのひとり情シスがきちんと業務をしているにも関わらず、あたかもひとり情シス全体に問題があるような広告記事がほとんどで、現役のひとり情シスがとても嫌悪感を抱いています。このような広告をしているITベンダーから説明なく高額請求受けた、自社ニーズに合わない製品を売りつけられたなど、IT経験の浅いひとり情シスを狙っていることが報告されています。十分、ご注意をお願いします。

広告記事は、「悲惨なひとり情シス」「ひとり情シスの問題点」など不安を煽る内容のみだけで、事実を伝える実態調査や現役ひとり情シスのコメントなどはありません。インターネットのウェブサイトなどのメディアでの憶測での作成したと思わる記事がほとんどです。これらの記事にはひとり情シスに役立つ内容もなく、不安を散々煽った後には自社サービスのみの説明しています。これから自社のお客様にもなる可能性もあるには関わらず、ひとり情シスの不安を煽る企業姿勢には疑問です。しかも記事も古いままで継続支援していると思えません。その会社をインターネットで検索して、広告やプレスリリース、自社ホームページ、ブログ以外でどのように評価されメディア報道されているかを調べてみましょう。ほとんど何も無いのが実態です。ご心配の場合はお問い合わせください。また、おかしな取引や不快な広告などありましたらご連絡下さい。

また、ひとり情シス協会が実施した、「中堅中小企業IT投資動調査」「ひとり情シス実態調査」のファクトベースに基づき、2024年度の「真説」ひとり情シスの傾向と対策 を発表しましたので、御確認下さい。

何故、ひとり情シス協会をスタートしたのか?

2020年初頭から発生したコロナ禍は、私達の身の回りの環境を大きく変えました。会社に行くことがあたりまえの世の中から、突然、試行錯誤しながらテレワーク環境を構築し、BCP対策に備えなくてはいけなくなりました。皮肉なことながら、ITの重要性も今までで最も感じたことではないでしょうか?

コロナ発生後、2年連続でIT人材の増員を計画している会社も調査の結果で判明しています。一人の情シスから二人体制になる会社も少なくありません。また、IT予算も増額傾向です。ひとり情シスが多い中堅中小企業でITの価値を理解し始める企業が増えてきていることはとても喜ばしいものです。

しかし、二人や三人に増員したとしても、育成やチームワークなどで安定するまで時間がかかります。また、一人一人の責任範囲が全て異なっていて本質的には「ひとり情シス状態」は変わらないなどと説明される方も多いです。一人の時がやりやすかったと言う方もいますが、これも本質的な話ではないと思います。

ITの担当者を社内に配置するには、30名を超えると兼任のIT担当、50名を超えると専任者が欲しいと言われています。実際には100名近くにならないと専任者が配置されない現状でしたが、昨今のコロナ禍の影響で、担当者が不在の企業に一人目の情シスを配置する企業も相当数増えています。しかしながら、IT経験が浅い方が多いのも特徴の一つです。

最近、一人目の情シスを設置する企業や法人に特徴があります。コロナ禍の中で、医療関係者やエッセンシャルワーカーの多い企業は私達の社会のインフラを支えています。人手不足でITやデジタル化も遅れていますが、本来はもっともデジタル化を進める必要があるのかも知れません。それを裏付けるようにヘルスケアやメディカルビジネス関係、病院や高齢者対策事業、及び学校などの教育機関から多くのご相談を頂いています。少子高齢化するこれからの日本ではとても大切な役割を持っている企業や法人で、ひとり情シスが奮闘しています。

デジタル化の重要性が更に進み、IT人材が育成され、増加され全てが複数人の情シスになる日も近いかもしれません。しかし、それまではひとり情シス経験者の知見を借りて、困っているひとり情シスを支援の継続をしていきたいと考えています。

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