このたび、一般社団法人ひとり情シス協会の事務局 清水 博が、日本心理学会より、「シチズン・サイコロジスト奨励賞」の受賞者に選ばれましたことをご報告いたします。受賞対象は、2025年に、カウンセリングルームEncourage(群馬県高崎市)の公認心理師・臨床心理士である高井順子氏と提携し、中堅・中小企業のITエンジニアで、社内の情報システムを担当する、ひとり情シスや少人数情シス向けに、メンタルヘルス窓口を開設したことによるものです。

日本心理学会のホームページによると「シチズン・サイコロジスト奨励賞は,人々の心の健康と福祉の増進に寄与する認定心理士を顕彰することにより,社会への心理学の普及をより一層促進させようとするものです。認定心理士の貢献が社会に広く知られることが日常化したとき,日本における心理学の真の社会連携が達成され,わたしたちは社会などで重要な役割を演じることになります」とあります。


< 受賞理由 >

日本心理学会WEBサイトより抜粋

清水 博氏は,情報システム担当者,なかでも「ひとり情シス」と呼ばれる支援が届きにくい立場にある人々のメンタルヘルス向上に着目し,専門家と連携しながら相談窓口の開設・実装に取り組んできた。

その実践は,心理学の知見を基盤に,利用者が早期に支援へアクセスできる体制の構築を進めるものであり,顕在化しにくいIT業界特有のストレスへの具体的対応として高く評価される。

限定的な対象から出発した活動ではあるが,同様に孤立しやすい職務への応用可能性も有しており,その社会的意義は大きい。

以上の理由により,本活動をシチズン・サイコロジスト奨励賞の授賞対象とする。

アクセス日:2026.5.24


< 受賞にあたって >

このたびは、ひとり情シス協会のメンタルヘルス支援活動において、「シチズン・サイコロジスト奨励賞」をいただき、誠に光栄に存じます。

【情シス部門を取り巻く現状】

「ひとり情シス」「少人数情シス」とは、中堅・中小企業において、社内の情報システム全般をほぼ一人、あるいは少人数で担うITエンジニアのことを指します。こうした方々は、幅広い業務を一手に担いながら、日々多くのプレッシャーやストレスにさらされています。その業務の特性上、悩みを相談できる相手が社内に少なく、孤立しやすい環境に置かれがちです。また、ストレスチェック後のアフターフォローが実施されていない企業も多く、メンタルヘルス上のリスクが見過ごされやすい状況が続いています。

一方、大企業の情シス部門においても、状況は異なりますが課題は深刻です。縦割りの職務分掌による業務の断絶、役割の曖昧さからくる役割葛藤、そして組織の中にいながらも孤独を感じる「職場孤独」の問題が顕在化しています。規模の大小を問わず、情シス部門で働く方々が共通してメンタルヘルスのリスクを抱えているという現実があります。

【社会的背景と今後の取り組み】

2025年は、心の病の発症件数、休職者数、精神障害の労災認定数など、メンタルヘルスに関する統計データが過去最多を記録しました。職場におけるメンタルヘルス対策は、もはや一部の大企業だけの課題ではなく、中堅・中小企業においても早急に取り組むべき重要課題となっています。

こうした社会的背景を踏まえ、昨年(2025年)は情シス個人のメンタルヘルスケアをテーマに支援活動を行いましたが、2026年はさらに大企業の情シス部門まで対象を広げ、情シス個人とチームを対象に、メンタル不調を未然に防ぐ予防策として、群馬県の豊富な自然環境をベースにしたリトリート体験やワークショップなどを実施してまいります。

今回の受賞を励みに、今後も情シス部門の皆さまが安心して働ける環境づくりに向けて、取り組みを続けてまいります。引き続き、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

一般社団法人ひとり情シス協会
事務局 清水 博

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